コードトーンとは、そのコードを構成する音(ルート・3度・5度、セブンスコードなら7度も)のことです。アドリブやソロで「その場のコードに合う音」を選べるようになる第一歩は、このコードトーンを目で見て、指で弾いて把握することです。この記事では、そのための考え方と CAGED Explorer を使った練習の組み立て方を紹介します。
スケール練習だけを続けていると、どの音が重要な音(ルート・3度・5度)なのか分からなくなります。アドリブで聴かせる音は、実はほんの数音です。コードに合わせて R・3・5 を選べれば、スケール全体に頼らずに「今の進行に合った音」を狙えるようになります。
| コードのタイプ | 構成音 |
|---|---|
| メジャー(maj) | R・3・5 |
| マイナー(m) | R・♭3・5 |
| セブンス(7) | R・3・5・♭7 |
| メジャーセブンス(M7) | R・3・5・M7 |
| マイナーセブンス(m7) | R・♭3・5・♭7 |
| マイナー 6th(m6) | R・♭3・5・6 |
| オーギュメント(aug) | R・3・♯5 |
| dim(ディミニッシュ) | R・♭3・♭5 |
この表で「ルート・3度・5度・(場合によっては7度)」の位置を把握したら、次は指板上でそれを探す練習に移ります。
アドリブで効果を感じやすいのが、ルート1音だけをコードの変わり目で狙って弾く練習です。たとえば ii – V – I(ジャズ)という進行があったら、各コードの始まりで「D」(Dm7 のルート)、「G」(G7 のルート)、「C」(CM7 のルート)とルート音を追います。コードの進行が同じテンポで流れない(音が止まってしまう)と、ルートを選びにくくなるので、まずはこの1音に集中してください。コードトーンはスケールから「外す」ことよりも「絞る」練習です。
CAGED Explorer の 「◎ ポジション探し」は、画面の枠の中にある指定の度数をすべてタップする練習です。時間制限とスコアがあります。
| 段階 | 狙い |
|---|---|
| 1 フレット幅で探す | まずは「開放〜4F」などの狭い範囲で、指定の度数(ルート・3度・5度)をすべて拾う |
| 1 フォームで探す | CAGED フォームに絞って探し、そのフォーム内の音の配置を固める |
| 広い範囲で探す | 6弦から1弦までの全面で、度数をタップできるようにする |
進めるゴールは、「目から見えて、指が知っている(手もとで同じ動きができる)」状態です。
ポジション探しで指板上の配置がわかれば、次はコード進行に合わせて狙って弾く段階です。「♫ 進行トレーニング」は、16種の進行に合わせてターゲット度数を狙うモードで、次のコードのターゲット度数が予告表示されます。見本点(緑の点)を参考に音の運びを眺めたり、練習する区間を限定したりできます。
ここで大事なのは、スケール全体を並べて鳴らすのではなく、狙う音(ターゲット)を1音ずつ、確定させて鳴らすことです。まずは遅いテンポでターゲットに狙いを定めて弾き、徐々に速くしていきます。リズムに合わせた「1音」の練習は、スケールを順番に鳴らすよりも実戦的な経験になります。
| コツ | 内容 |
|---|---|
| まずはルートだけ | お手本と進行に合わせて、ルートのみを狙って弾く |
| 3度・5度を足す | ルートに合わせて、3度・5度を足す。まずは1音ずつ |
| セブンスを足す | 慣れたら7度を足して、ジャズスケールに寄っていく |
なお、進行トレーニングでは次のコードのターゲットが予告表示されます。これを参考にして、「次にどの音へ行くのが自然か」を探す練習を進めると、アドリブの入り口にたどり着けます。
このページにたどり着いたきっかけや、実際に試した内容