5つのフォームの覚え方とつなげ方

CAGED の5つのフォームは、いっせいに覚えようとすると混乱しがちです。この記事では、低いフレットから C → A → G → E → D → (12FのC) と並んでいるという地図を前提に、順番を立てて覚える方法と、フォームどうしをつなぐコツを紹介します。

押さえやすいフォームから始める

おすすめの順番は E → A → D → C → G です。

順番フォーム理由
1E フォームもっともよく使うバー(セーハ)コードの基本形。6弦ルートで実用的
2A フォーム用途の多いセーハの形。5弦ルートで、E フォームと兄弟のような関係
3D フォーム形が小さく、高い音域(内弦4本)で扱いやすい
4C フォーム開放コードには親しんでいる人が多く、セーハに慣れた段階で取り組みやすい
5G フォーム形が大きくやや扱いにくいので、一番最後に覚えるのがおすすめ

E・A フォームはバー(セーハ)コードの定番として、ロック・ポップス・ブルース問わず実用性が高く、まずこの2つを「どこでも押さえられる」まで固めると演奏にすぐ役立ちます。

各フォームの実際の押さえ方と指づかいは、コードの押さえ方のページで確認できます(例:F のセーハ)。

1つずつ覚える手順

手元とツールを合わせて見る

CAGED Explorer では CAGED フォームを1つずつ表示し、コードトーンの位置(ルート・3度・5度、その関係)を確認できます。フォームを選ぶ(キーボードの 1〜9)機能を使い、1つのフォームに絞って眺めてください。フレットボードを操作する前に、次のコツを頭に入れます。

チェック項目内容
ルートどの弦・どのフレットにルート(R)があるかを先に指に覚えさせる
ポジション自分がどのポジションに立っているか(何フレット付近か)を意識する
コードトーンの見え方R・3・5 がどの弦に乗っているかを眺めて、押さえ方を考える

お手本の音と自分の音を比べる

フォームの形が決まったら、Space キーでツールにコードを鳴らしてもらいます。ストロークなので、低い弦から高い弦へ順に音が重なって聞こえます。これをお手本の響きとして耳に入れておきます。

次に、自分のギターで同じフォームを押さえて鳴らし、お手本と比べます。響きが濁ったり、音が足りないように聞こえたりしたら、鳴らす弦を1本ずつ弾いて、きちんと鳴っていない弦を探します。人差し指のバー(セーハ)が甘い弦が見つかったら、人差し指の位置や角度を少しずつ変えて、全部の弦が鳴るまで調整します。

フォームどうしをつなげる

1つのフォームが「ルートのオクターブ」を内包する、という話は記事1で説明しました。ここではさらに「フォームの間でどの音を受け渡しするか」が大事になります。

CAGED では、隣り合う2つのフォームは境目で必ず同じ音を共有しています。片方のフォームの右端(高いフレット側)が、そのまま次のフォームの左端になっているからです。共有する音にはルートが含まれることが多く、C メジャーでは次のようになります。

フォームのペア共有する音(C メジャー)
C → A5弦3フレットのルート(C)
A → G4〜2弦の5フレット(5度・ルート・3度)
G → E6弦と1弦の8フレットのルート(C)
E → D4弦10フレットのルート(C)
D → C(12F)3〜1弦(12・13・12フレット。5度・ルート・3度)

次のフォームへ移るときは、この共有する音を足場にします。その音に指を残したまま、残りの指で次のフォームを押さえるイメージです。ツールで隣り合う2つのフォームだけを表示すると、2つの枠が重なっているところに共有する音が見えます。

覚えるときのコツは、隣接するフォームどうしを「友だちのペア」として扱うことです。一度に5フォーム全部の関係を理解しようとせず、まずは C と A、A と G … のようにペアで練習し、少しずつ「前後のフォームでルートがどうつながるか」を確認すると、全体像が掴みやすくなります。

ツールでつながりを確認する

記事1で出てきた T キーの CAGED ツアーは、5フォームを順に表示してつながりを確認するのに使えます。また、ポジション探し(枠の中の指定の度数をタップ)モードで探すのがおすすめです。

このページにたどり着いたきっかけや、実際に試した内容